家にお金をかけない暮らし 予算をあまりかけずにあるもので改善したい

家にお金をかけない暮らし 予算をあまりかけずにあるもので改善したい
リフォームせずにあるもので改善できないか?
お悩み
リフォームするには資金が足りないけど
何とか今あるもので改善したいと思った
マイマイさんの家が
おしゃれだしスッキリしていて
DIYもしているので何かヒントがもらえたらと思いました。
アドバイス
M様はご両親と同居する2世帯住宅
LDKとお風呂が共有スペース。
2Fの12畳スペースがご夫婦と小学生のお嬢様の
くつろぐ空間兼寝室として活用されてらっしゃいました。
ビフォアフターの番組も
ご覧になったりして
床を底上げして床下収納にするかなど
ご自身でも
いろいろ考えを巡らせながらの
ご相談でした。
やみくもに片づけるのはリバウンドしてしまう原因に
ご本人としては
今の収納が足りずに
かといってスペーズが限られるので
どうやって収納を確保するかを
悩まれてらっしゃいましたが、
まずは、
今あるものの整理のまえに
どんな生活背景があるのかを伺いました。
お嬢様が小学生高学年に差し掛かり、
そろそろ自分の勉強スペースも
欲しくなってきたとの事。
今親御様と同居されており、
なおかつ共有スペースも多い中。
家族三人だけの部屋が1部屋。
ある程度の広さがあっても
個々のプライバシーが確保されづらく、
かといって部屋を仕切れば
お金もかかるし空間も狭くなる。
なので収納スペースを
床を上げて
床下に収納してスペースを広くと
考えられたご様子がうかがえました。
そんなアイデアがTV番組で見たんだそう。
奇抜なアイデアを入れるのは注意が必要
最近建築士が奇抜なアイデアで
色んな提案をしている番組も多いですが、
『斬新なアイデア』
=イコール
『使いやすさ・心地よさ』
とは限りません。
床下収納というのは一見便利なようで、
都度床を上げたりして
取り出すので、
なかなか面倒な作業といえます。
実際 お店を経営されてらっしゃるので、
ご夫婦忙しくもあり、
そのような作業を日常されるのは
使用勝手としては使いづらい。
また、そこまでしてまで
必要なものがどれだけあるのかどうか?
生活背景の中にキーワード
先ほどの生活背景を伺ったことで
いくつかキーワードがありました。
- 家族三人だけの部屋が1部屋。
- 個々のプライバシーが確保
- 一部屋が狭い
お嬢様の成長に伴い、家族のプライバシーを
確保する必要が出てきたんですね。
部屋の一部を家具で仕切る事で、
勉強コーナーを作る事ができる。
など、
広く使いたい!
そこにこだわってらっしゃった部分を、
もう一度使い勝手の面から検証し
アドバイスさせていただきました。
とかく部屋スペースが限られ、
モノがあふれていると、
何とかしてそのものを
押し込めてしまいたくなるものですが、
住まいとは生活する場所。
という事を再確認いただく事。
毎日使いやすくなければ
押し込めたものは二度と
触る事もなくなってしまうのです。
生活するにあたって毎日の行動。
それによって感じている事。
それを探る事で、見えてくるものがあります。
プライバシーの確保はその家族の暮らし方による
ある程度モノを整理して
家具で仕切る事で同じ部屋にいながら
一定のプライバシーも保つことができ、
居場所ができる。
それは必ずしも部屋を与える事が
すべてではないんですね。
家具で間仕切りを作るという方法は
いろんな場所に応用できます。
実はマイマイショップでも
この家具を応用して様々な間仕切りの仕方を
活用しています。(詳しくは自宅ショールームでご覧ください)
また、普段お仕事をされているだけあって、
一度決めたら不要なモノの処分も早く、
ごみ袋5杯 段ボール5箱分
一気に処分されたそうです。
お客様より
自分が考えた初めのプランより
簡単な提案をしてもらえたのが良かった。
こういう発想はなかった。
本来は納戸的なスペースをという発想だったが、
こどもが自分の部屋を欲しがっていたので、
考え方を変更してみた。
今後は壁の雰囲気を変えてみたい。
壁紙張替え、漆喰、ペンキ等々
どれをしようか段取り購入方法など
また教えてもらいたいです。
おうち相談を終えて
いつもお話しすることですが、
住まいのリニュアルを考える時、
大切なのが
どういう暮らし方をしていて、
どんな不満を持っていて、
どういう暮らしに変えていきたいか?
という事です。
今テレビや雑誌でいろんな例が出ていて、
それはあたかも
素晴らしいプランに見えますが、
それはあくまで見た目だったり、
そのお客様の為のものなのです。
展示場のモデルハウスでは
ただ単に綺麗にしているのではなく、
そこに住まう方の
家族構成などを設定して
コーディネートするのが一般的。
実際のテクニックの話は
自分たちのありたい暮らし方が
見えてからの話。
自分たちの暮らし方を見ていくと
問題の本質が変わる事は多々あります。
今回のケースも
収納の確保というテーマで
スタートしましたが
一番はお子様のプライベート空間。
三人ご家族のプライバシーを考慮した結果、
お子様の勉強スペースを作る
という流れになりました、
皆様にも是非
自分たちの暮らし方
考えてみていただきたいなと思います。