ブログ更新ご無沙汰してしまってました。
実はこの春からファッションについてのお勉強を始めました。
建築屋さんがなぜファッション?
そう思われるかもしれませんが(笑)
実は住まいというのは 衣・食・住
暮らしに繋がっていることなんですよね。
なので暮らし全般のお勉強については
住まいのコーディネートをしていくうえでも
大変勉強になることが多いのです。
そんな中でとある先生とのやりとりから気づきがありました。
ものを買うときの基準

皆さん毎日モノを買いますよね?
暮らしにかかわるもの
娯楽にかかわるもの
様々ですよね。
最近ではカード払いやネット支払いも多いですし
ネットでなんでも手に入る時代なので
買い物をする感覚も様変わりしているかもしれません。
だからこそモノを買うときの気持ちって
昔よりも増して、大切に考えないといけないなと
感じます。
それを買ったときどんな気持ち?

今はまさにセールの時期
普段より安いからということで
ついついあれこれ買いたくなってしまいますよね。
中にはセールの時にしか
モノを買わないなんて言う人も(笑)
確かに限られた予算をうまくやりくりしようと思えば
安い時に買いたいという気持ちがあるのは
とてもよくわかります。
私も実際お洋服なんかセールのうちに~
って考えてしまいます(笑)
もちろんそれはそれで良さもあるとおもうんです。
でもちょっと待って!
本当にそれあなたにとって必要なものですか?
必要というのは
自分の心でそう思えるものなのかということです。
ついでに購入は結局無駄になることも?

セールだから次いでにこれも買っておこう
そういう買い物って
結局後から使えなかったり
ほとんど使うことがなかったり
そんなこともあるのではないでしょうか?
私もお洋服が特にそうでした。
なぜなら服に自信がなくて選べなくて
だから真正面から向き合うことから
逃げてきたんだと思います。
住まいに関して言えば
もの心ついたときから
真剣に向き合ってきたので
後悔した買い物はほとんど記憶になく
お洋服に関して言えば
その場の勢いとかついでに購入
したものが8割以上!
だから今この年になって
自分の服に想いを乗せることの大切さを
かみしめています。
高い安いの問題ではない

ではその想いのあるなしはどこで決まるのでしょうか?
若いころの自分は
値段の高いもの=(高級ブランド)
であればいいものだと単純におもっていました。
ブランドを買っただけで満足している自分
お洋服がそうでしたね。
でもなぜかインテリアはそうではなかった。
自分の心からほしいと思える叫びで
選んでいたように思います。
お洋服はブランドに走っていたのに
インテリアはそうではなかった。
なぜなのか?
まなびによるもの

我が家のリビングです。
個々にはIKEAの家具もあれば
サーブというイタヤカエデで作られた家具もある。
数千円のものから何十万のものが混在している。
でもどちらが良くて悪いという話ではないんです。
私にとって、選ぶ際の想いがあるからです。
選んだ時にしっかりテーマがありました。
それこそ10年近く想いがあっての家だったので
想い描いた年数はとても長いです。
もちろんプロとして学んできたことも
おおきかったとは思います。
ですが一番大切なのは
それを丁寧に時間をかけて掘り下げて選んだということです。
IEAの本棚は13年。メンテナンスしながら使い続け、
サーブの無垢の家具は8年になろうかと思います。
どちらも大切に使っています。
残念ながらお洋服にはその精神がもてなかった。
スタイリストさんに選んでいただいた服も
今でも大切にしていますが
やはりそんなマインドだったから
どこか自分であって自分でないというか
こんな自分もいるんだと驚きがつよかったのは
今でも覚えています。
マインドリンクしてますか?

もの選びって どんなものでも
自分の本音の気持ちに丁寧に向き合っていく作業が
大切なのだと改めておもいます。
住まいにおいても
間取りや 寸法 予算 などなど
技術的なことも大切ではありますが
今ある暮らしやいまお持ちのものを
丁寧に見つめなおす作業が実は
一番大切なのだと感じています。
それを面倒だからと他人任せにしてばかりでは
いくらプロが提案しても
表層がきれいになったということにすぎません。
住まいも自分の暮らしのステージになる場所。
是非この夏ご自身の周りのもの選び
暮らしを丁寧に掘り下げてみてくださいね
私もこの夏さらに丁寧に見直したいと思っています