お気に入りのものをたくさん飾っているんだけどなぜかすっきり見えない
お掃除はしっかりしているんだけど、なんとなく散らかっているように見える
家をおしゃれにしたいのにうまく飾れない
こんなことはありませんか?
自分のお気に入りのもので囲まれたい
子どもの作品や思い出の写真を部屋に飾りたい
そんな方も多いと思いますが、意外とすっきり見えない。飾ってみたけどかえって ゴチャゴチャして見えるなんてこともありますよね。
自分の好きなものに囲まれていたいけど飾るとすっきりしないのはなぜなのか?
実はモノを飾るということにもちょっとしたルールがあるんです。
ただやみくもに並べてもきれいには見えないもの。
自分の感覚で自然とそれができる方もいらっしゃいますが
大半の方はなかなかできていません。
おしゃれなものを買ったとしてもおしゃれに見えない
逆に手ごろなお値段のものでも飾り方で素敵に見せる事もできるんです。
今日はそんな部屋の飾り方のコツについてお話したいと思います。
飾り方のルールを知るのと知らないのではどんな差がうまれるのか?

部屋を片付けるということと、おしゃれにするということは
全く違うもの。
また何かを飾りたい!そうおもっていても、飾る場所のベースが整っていないと
ダメなんですね。
そのためにすっきりと整った空間を保てないといくら飾ってもきれいには見えてきません。
そのためのポイント
・モノの適量を知る事
・散らかりにくいしくみをつくること
・飾るための空間を確保すること
が大切になってきます。
それではこの三点を詳しくお話していきましょう。
モノの適量をしる

半面 昔かったもの、思い出の品 捨てられない…
モノが増えたからと言ってそれに合わせて大きな家に買い替え
繰り返すわけにはいかないですよね?
そのうえどんどん物が溢れてしまうとどこに何があるかもわからなくなってしまいます。
いま、毎日使うものって実はそう多くはないんです。
ですが
・使わないもの。
・いつか使うと思ってしまってあるもの(実は使わない)
・思い出の品
こういったものがどんどん占領してしまい、部屋に余裕のない空間がうまれます。
いま自分たちの生活に必要なものはどれだけありますか?
それを考えながらあらゆる形で物を手放す習慣も大切な要素になります。
散らかりにくい仕組みをつくる

家族が出したら出しっぱなし
自分も出してもついそのままに…
必要なものを出すことは必須なのでやれるんだけど
使ったものをしまう。元の場所へ戻す作業が圧倒的にできない
それではいつまでたっても きりがありませんよね。
実はモノを見つけやすい仕組み以上に元に戻しやすい仕組みを
意識することが散らかりにくい仕組みには必須になります。
出したものはどこにしまうのか?しっかり住所は決まっていますか?
それはみんなが知っている場所になっていますか?
是非見直してほしいと思います。
飾るための空間を確保する

最小限必要な空間というものが必要です。
特にそのものを、際立たせたいと思うなら
余白は多ければ多いほど際立って見えるもの。
やみくもに 好きなものを詰め込んで並べても
かえってゴチャゴチャして 雑然としてしまうので、
すっきりと見えてこないのです。
また、多くを飾りたいのであれば別の工夫が必要になってきます。
それはまた後程かきたいとおもいますが、
まずは、飾る空間をしっかり確保することが大切です。
素敵なものを購入しても飾る場所がない!なんてことにならないように、
モノを購入するときは
飾る場所もセットで考えていかないといけません。
どんなに素敵なものでも飾る場所がなければ、ご縁がなかったかもしれません。
また、それを飾るために部屋を片付けようとモチベーションがあがるかもしれません。
あなたはどちらのタイプたとおもいますか?
購入するときに 是非自分自身にといかけてみるといいとおもいます。
ここまでは 飾るために必要な準備についてお話してきました。
次は実際に飾る際のポイントを解説していきたいと思います。
住まいを快適にきれいに飾るためのルールとは

はいいのですが、飾るものにもちょっとしたルールがあります。
ただ好きなものを雑然と飾ったのでは、ごちゃついてしまいがちに。
そうならないための基本的なコツは
・自分の好きなテイストを知る
・一か所に集めて見せ場を作る
・同じものを複数並べてみる
・目線を意識する
・色数を抑える
これらを意識するだけで すっきり快適な飾り付けができます。
ここからはこれらについて解説していきますね。
自分の好きなテイストを知る

お友達の家が素敵だった。
あのショールームが素敵だった。
あのお店が素敵だった。
あの雑誌が素敵だった。
色々あると思います。 是非それらの写真を残しておいてほしいのです。
そして、その写真のどこが素敵だと思ったのか?
自分で詳しく分析してみてください。
色?形?テイスト?
あるいはインテリアだけでなくお洋服や雑貨でも構いません。
そういう作業を重ねていくことでご自身の好きなインテリアのテイストの
輪郭がだんだん見えてきます。
なんとなくあれ良かったね・・・だけではわからないことが
だんだんわかってくるようになると思いますよ。
一か所に集めて見せ場を作る

建築やインテリア業界で、パッと目を引く場所、視線が集中する場所、という意味で使われています。
家の中でわかりやすく言うと、飾り棚や和室の床の間などに当たります。
家の中で飾りが雑然と飾られているとあちこちに 視線が行ってしまい、
落ち着かない印象を与えてしまいますが、
視線が集中できる場所に飾りをまとめて飾るだけで、
部屋全体がすっきりとした印象に見えてくるのです。
フォーカルポイントはスペースを作ればどこでも可能です。
フォーカルポイントは、目を引く場所。
なので、視線が一番集まりやすい場所に作るといいとおもいます。
逆に同じ部屋にフォーカルポイントを多数使う場合は
また別の工夫も必要になりますし、全体のバランスも必要になります。
飾るのに苦手意識のある方は
まず1か所きめてそこにポイントを持ってくるとやりやすいとおもいます。
同じものを複数並べてみる

そんな方には連続して同じものを並べてみるという方法が
おすすめです。
特にお勧めするのは3つ。
連続して同じリズムが生まれるとそれだけで整った印象になります。
また並べるときに中心の線をそろえてあげるときれいに見えます。
1つだとちょっと寂しくて、2つだとシンメトリーでかっちりしすぎる。
(シンメトリーとは左右対称に並べる方法です。)
そんなとき3つ程度あれば、バランスよく見えやすいです。
全く同じものでなくても同じサイズ感。同じテイスト感。などなど
またさまざまな応用がありますが、まずは3つ使いからやってみてくださいね。
目線を意識する

どのくらいの高さに飾ろうか迷うことありませんか?
なんとなく~で決めてしまう方が多いのではないでしょうか?
飾る際は至近距離で物をみてしまうのでそのバランスで決めてしまいがち
なんですが、実際普段の生活でそれを目にするのは
もっと離れた位置からの場合が多いのです。
例えば一番目を引くのがドアを開けた瞬間に見える景色。
そこから見えるバランスというのは
至近距離で飾り付けをしている位置からは距離感が
全く異なります。
また、子どもが見る場合、大人が見る場合でも視線のやり方は
変わってきます。特にモノの収納出し入れの際はより配慮が
必要になりますが、ここでは 飾るものを基準にお話しします。
大きく分けて モノ を飾る場合 75~135㎝
絵を飾る場合 140~150㎝を中心に合わせるのがベストといわれています。
モノの場合、この高さが一番お店で売れやすい 手に取りやすい高さといわれており、
絵の場合 美術館はこの高さを基準にあわせているといわれています。
ちょっとしたことですが、これだけでも
見え方のバランスが良くなりますよ。是非意識してみてください。
色数を抑える

沢山の色数をつかっているのにまとまって見える
そんな印象も多く受けると思いますが、これはかなりの上級なテクニックです。
撮影には コーディネーター スタイリストさんもはいりますので
多数の色数があってもバランスよくまとまるわけです。
ですが、まずは色数は3つに絞る事をお勧めします。
ベーシックカラー(基本となる色)飽きの来ない色 床、壁、天井 6割
アソートカラー(配合色) 部屋の印象を決める色 カーテン 、家具、ラグなど 3割
アクセントカラー 部屋のポイントとなる色 クッション、絵、小物など 1割
この6:3:1 のバランスがとても入りやすいバランスだと思います。
特にアソートカラー アクセントカラーのものにもベーシックカラーの要素が
入っているものがあるとよりまとまりやすいと思います。
相性の良いカラーリストについては参考になるリンクを貼っておきますので
是非ご覧になってみてください。
ちょっとした意識の違いとルールをしったら部屋は見違えるほど快適になります。

部屋を素敵に飾るのはとっても楽しいですし夢も広がりますよね。
せっかく買ったものを飾ろうと思ったのに、
飾る場所がない・どこに飾ればいいのかわからない・飾ったけど素敵に見えない
なんてことにならないように是非基本を押さえて
あなたの家も素敵にかざってみませんか?
Maimyshopのおうち相談ではそうしたインテリア相談も受け付けていますので
是非気軽に相談くださいね。